だから君が



「ーン、日向子サン」

ハッとした

現実に引き戻された

「右京サン」

「どうしはりましたの?

熱でもありはるのですか」

ー!!!

なんのためらいもなく額と額をくっつける

「熱はないね」

閉じていた目が開くと

日向子の異変に気付く

ークス


右京の両手が日向子の頬を包む

「ほんにかいらしいひとやあ」

「ちょ、ちょ。近いーー」

「離れへんよ、離れたないですもん」

クスクスと笑う右京は完全に面白がっていて

「日向子サン?」

「はい?」