だから君が



今日初めてあったクラスメートが

ブラウンの綺麗な目をもつ女の子が

日向子チャン、と呼んだ

なんだか少しこそばゆかった


長い間「花村さん」としか呼ばれなかった

仲良くなりたいなんて思ってもらえなかった

諦めていた感情が少しずつ溶けだす

「ありがとう」

無意識にこぼれた言葉はフッと表情に写す

見逃してしまいそうなほど

少し、それでもはっきりと

話しかけてくれた彼女に向かって微笑んだ



ー北村サンに。