だから君が


今考えれば友達とは

言えなかったのかもしれないが

それでも仕方ないと思っていた

努力しても一度ついてしまった印象からは

なかなか離れられなかったから


高校に入ってもそんなものだろうと

正直諦めかけていた


入学式を終えた教室

日向子の黒目がちな大きな目とと合ったのは

ブラウンのはっきりとした二重の目



その目がキュッと細まると

「これからよろしくね」

優しく微笑んだ