「それで大丈夫なんですかー?

左足の筋の調子は」

悔しいから右京の顔を見ずに聞く

「んー、最近さむなってきはったし

きっとそのせいやろ」

左足の筋をキュッと握る

ーーーッ


「いっーーーーー」

大きな声と共にとっさに手を握られる

「日向子サン、痛いやないか!!! 何てことするん」

軽く涙目になる右京

「何言ってるんですか、

これくらいしか握ってないですよ」

握られている手を同じ力で握る

「嘘や、絶対もっと力んでたやろ」

もう面倒だなー、

「ちょっと寝てください」

これでええ?

「俯せに決まってるでしょ!」

「怒らんでやー」

もうそんな子供みたいな声ださないでよ