…もしも願いがかなうなら。
何とも女々しい思いだけどさ。
もう一度だけでいい。
加藤に、会いたい。
好きだって言いたいな。
で、ちゃんと振ってもらおう。
ズバッと。
お前みたいに女々しい男は嫌いだーって。
笑ってしまうほど、
俺は、加藤が好きだよ。
この3年間の思い出のほとんどは最期の1年が。
加藤が、埋め尽くしてるんだ。
屋上までの階段も。
あの日、君が俺を待っていた曲がり角も。
見つめていた駅の電光掲示板も。
一つ一つに、加藤の面影を探してしまう。
そんなんで、
忘れようとしても無理だ。
だから。
消化していこう。
一つ一つを。
受験終わって、
きっぱりフラれたら。
だから、それまでは。
存分に好きでいよう。
片思い、続けよう。


