そんな印象を抱いたあの日から、もう2ヶ月がたった。
現在の地味子はどうしているかというと―――
「あ、シロちゃん!今日のお弁当も美味しそうだね!……卵焼き欲しいなぁ…」
私、白川朔(通称シロ)の隣で相変わらずの容姿でヨダレを垂らしてる。あれ、おかしいな。
なんで私と結構仲良くなったんだろ。
とか
なんで私の首に地味子が巻き付いてるんだろ。
とか色々謎が多い今日この頃。
箸で最後の卵焼きをぱくっと口に入れながら思考を巡らせる。
とりあえず、夏真っ盛りのこの時期に抱き付かれるのはかなりツラい。
から地味子を自分から剥がしといた。