ウェーブォクィセトゥクェイ
セルァヴィツァトゥールギアチェントナァスェイ

サジ(また…………この歌……なんなんだ………
左手が………熱い……
【鬼】が………反応しているのか………!)

ガバッ!

サジがベッドから起き上がる

立ち上がり窓を開ける

見慣れない風景

サジ「……何処だ?」

?「ようやく……目を覚ましたようだな……」

サジ「誰だ!!!」

サジが後ろを振りかえる

そこには
クロネコが二本足で立っていた

サジ「ネコ?」

?「そこら辺にいるネコと思われては困る」

サジ「うぉ!
しゃ……喋った!」

?「君が例の
身体の中にウォルスを組み込んでる人だよね
名前は…………」

クロネコはゆっくりと近づく

サジ「さ……サジ……です」

何故か敬語になってしまった

クロ「そう、サジ君
私の事は………フム……クロ……でいい」

サジ「あの………クロ……さん……ここは……?」

サジはクロが一歩近づくと一歩逃げる

クロ「その前に……サジ……何故逃げる……」

サジ「い………いえ……何故か……足が勝手に……」
クロ「……まぁ最初は誰でもそうか」

クロは立ち止まり後ろを向いた

サジはそれに安心し足を止めた

クロ「だが!!!甘い!!!」


クロは急に前を向きサジの方向にジャンプした

サジ「うわ!!!」

クロはサジの腹部に爪を出して掴まる

サジ「ちょ!クロ!やめ………やめて!」

クロ「どうだ?慣れたか?」

サジ「………爪が傷に刺さって……痛い!」

サジが必死にクロを離そうとする