先生のためのシンデレラ



雑巾掛けもラストスパートに
近づいたころ
目の前にある見慣れた靴。


「お疲れさま。」


見上げると先生がいた。



「部活終わったんですか?」



「終わらせました。
自分でも掃除しようって思ったから(笑)
でもほとんど終わってますね。
そこまで真剣にやられると
シンデレラみたい。
ガラスの靴もカボチャの馬車も
なーんもないけど(笑)」


先生にしては珍しく
ロマンチックなことを
言っている。