「はあっ、」 もう、澄ちゃんとは会わないって決めたのに。 これ以上新菜の機嫌を損ねたら萌や美里にも被害が及ばないとは限らない。 それだけは絶対に避けないと____ 「萌、美里、、、」 ぽつりと小さく呟いた。 _______会いたいなあ。 私は一息着くとその場から立ち上がった。 かたん、と自分の机の椅子に腰掛ける。 机の隣には私が小さい頃撮った写真の写真立てがおいてある。 その一つに目を移すとまた溜め息が出そうになる。 「巴衛くん、、会いたいよ。」