「ねえ、あんたさあ。五十嵐センパイのなんなわけ?」
「いっつも付きまとってて見てるこっちがウザいんですけど。」
おーおー、相当なご立腹な様で。
ここは新菜をたてといた方がいいのかな。
「ううん。五十嵐センパイとは親の関係で仲良くさせてもらってるだけだよ。」
今のこの私の笑顔、絶対カンペキね。
伊達に何年も作り笑いしてないわよ。
「あ、そ。なら別にいいんだけど。でもあんまり調子乗ってると痛い目みるわよ?」
ギロ、とこちらを睨み付ける新菜サマ。
調子に乗ってんのはどっちだっつうの。
財力ならこっちの方が上なのよ。
社長の娘舐めんな。この不細工女。
___________まあ私の方が不細工なんだけど。

