んー、なんかふわふわする。誰かに包まれてるみたい。
でも、あれは誰?
と、私がガン見してると相手も流石に私に気付いたのか近寄ってきた。
なんだろ、なんか懐かしい?
…気のせいかな。
「久しいな、俺を覚えているか?」
(え?何で。私のことを知ってるの?)
「なんだ、俺を忘れたのか?南。」
__________________え?
「何で私の名前を知ってんのよ?。」
、、、まさかストーカー?
いやいやそんなわけ無い。
顔は親友のが可愛いし、、じゃあなんで?
「まさか本当に忘れてるなんてな」
目の前でクスクスと笑う相手を睨みつければ私は私は内心焦っていた。
(どうして私の名前を知ってるの、?)
こんなに顔が綺麗な人は私は知らない。
いくら物忘れが激しくたってこの顔は忘れられない。
だって、、、こんなにも綺麗な顔をしているんだもの。面食いな私が忘れるはずはない。
1人心の中で記憶を遡っていると、その男は緩く微笑み、小さく呟いた。
「まあいい、その内会えるのだから。」
また会えるの?
でもせめて名前ぐらいは知らないと気が済まない。
「ねえ、あんた名前は?」
「直ぐに分かる。心配しなくとも俺は絶対に会いに来るから。」
「は、?ちょっと待って!」
後ろを向き、歩いていく姿は今にも消えそうだ、早くしないとまた会えなくなる。
あれ?なんで私またって、、?
今男とは会ったばかりなのに。
ふ、と顔を上げると其処にはもう男の姿は無くて。
変わりに一輪の花が落ちていた。
そう、その花は私の大好きな_____________

