その花の名前は、


『怒っちゃった?』

耳元で囁かれる低くて甘い声。
いつもの私だったら照れて何も言い返せない。

でも今はそんなこと関係ないの。


「怒ってる」

怒気を持った声で冷たく言い放つ。

「てゆうか、さっきの何なの?」

さっき、、と言ってもいっぱいあるけどこうなった原因はあれしかない。

「さっきのって何?」

そう聞いた巴衛くんに向かって私は一言「怠い」と声を漏らした

きっと巴衛くんならこの意味が分かるだろう。

「_______あぁ。」

それか、と巴衛くんは頷く。


「________俺ほんとはさ可愛い子猫ちゃんなんかじゃなくて、こわーい狼さんなんだよねー」

へら、とおどけて言って見せる巴衛くん。

ーーーーーどういうこと?
成績がせいぜい150以下の私には理解できそうもない

、、、、てゆうか、さっきと声が1オクターブぐらい低い。

さっきは低くても心地良いくらいだったのに、今は恐怖さえ感じる。

自分の動物的本能がコイツは危険だと告げている。

そして、逃げろ。とも________