「__________で、どーする?」
「そうだねえ、、どうするぅ?」
美里が何を思ったのか大好きなテレビ番組で出ている言葉を真顔で発している。
「ぶふぉっ」
美里の真顔がツボったのか萌が盛大に吹き出す。、、、今ここ教室の前なんですけど!
クラスメイトの人とかまだ可愛い2年生らがこっちを凝視してますけどーっ!
先生はもう慣れてんのか見えないフリ。
もうこうなったらーーーっ
「遅れましたぁっ!」
バンッと耳を塞ぎたくなるような大きな音をかましてドアを開ける。
「うっ」
一斉に教室に居た人達がこっちに顔を向ける。
それに一瞬怯んで声を漏らすあたし。
私はあはは、と少し大袈裟に笑って誤魔化しながら2人を引っ張って自分らの席へ。
「もう、南やりすぎだし」
「だってもうほとんどバレてたんだしいいじゃない?」
「美里も南にさんせーい」
こそこそと小さな声で話す私達。
それにしても______2人とも声がでかい!!

