「オレ、あの子が好き」

君が好きだと言った、あのアイドル。

今すぐにでも
変わりたいと
心から願った。

似せようとして
髪染めてみたり
料理を頑張ってみたり
コンタクトにしてみたり…

でも
あの子と私はちがうって
気付いた。
…君に彼女が出来てから。

君の彼女は
いつか
君の好きだったアイドルには
似ても似つかないけど
笑顔が素敵なところは
同じだった。

誰にでも優しいところは
同じだった。

あ、そうか。
君は外見で決めるような人じゃなかったよね。

でも
あの時君に釣り合いたくて頑張ってた私
嫌いじゃなかったから
また
新しい恋をしようって
頑張れる。