聞きたい声は聞こえずに、聞きたくない声は聞こえる。 何て不公平な世の中何だろうか? 神様も神様だ。 こんな残酷なことってあっていいわけないじゃない。 「そういうことだから、じゃあね」 「え…ま、待って…!!」 私の声は聞こえなかったかのように電話の先からはもう、何の音もしなかった。