サイレンの音が耳から離れない。


どんどん、真樹だったらどうしよう


どんな考えばかりがこみ上げてくる。


カチカチっと時計の音がリビングに響き渡る。


そわそわと落ち着いていられない。


「電話しちゃおうかな…」