そして、数日が過ぎ.
今日は楽しみにしていた花火大会の日。
夕方までたっぷりしごかれて
みんな部活が終わるとうきうきで
片付けをしていた。
「行ける人は、公園の入り口の前で
集合ねー!」
「優奈、舞香、一緒にいこうよ」
「あ、うん!」
私は、舞ちんと紗英と春奈と
一緒に行くことになった。
「じゃぁさ、いつものコンビニで
待ち合わせにしようよ」
「おっけー!」
「じゃー6時半ね!
浴衣着なきゃだから早く帰ろー!」
うわー楽しみだなぁー♪
学校の子とかいっぱい来るだろうから
唐沢くんに会えるかなーとか
ちょっと期待したりして。
「男子は行かないの?」
「俺らは俺らで行く」
「えーみんなで行こうよ!
7時に入り口ねっ」
「いーよ…」
「いーじゃん、男子5人で行っても
暑苦しいだけだって〜」
「女子多いとうるさいから」
「何それ!」
「でも向こうで会うかもしれないね」
「見かけても声かけんなよ??」
うわ。ひどい言い様。
「絶対声かけてやるし!
見つけてやる〜!」
向きになってる女子たち。
ちょっと面白い光景。