大好きな君に、届けるメロディ。




なんで??



「ほっぺ、赤いわよ」



ほっぺ!?



両手で頬を押さえる。



「安心して、誰にも言わないわよ♪
いいなー、青春だなー」



「…。」



そりゃ先生の立場にいたら
言えないよね。



そんなことしたら信頼失うし。



「上原の分も俺が走るからって…」



「え、唐沢くんが言ったの!?」



「順位取り戻すって…
そしたらほんとに、取り戻しちゃって。
取り戻すどころか1位で。
すごいですよね」



「きゃー、かっこいいじゃない!
やるな〜」




小川先生は絶対言わないだろうし
何か、言っちゃった。



唐沢くんのこと人に話したの初めてで
ちょっとドキドキする。



「先生、誰にも言わないでくださいね?」



「大丈夫よ。生徒の好きな人
ペラペラ言っちゃう先生なんて
最低だもんね」