大好きな君に、届けるメロディ。





「優奈ちゃん…」



順番が変わって、前半に走り終えていた
舞ちんが、私に駆け寄る。



「大丈夫? 膝…保健室行く?」



「うん…。大丈夫。後で行く。
それより…ごめんなさい…」



小さな声でクラスメイトに謝る。


クラスメイトの視線に耐えきれなくて
うつむいた。



「…大丈夫」



「え?」



顔をあげた。



唐沢くんだった。



みんなが一斉に唐沢くんに注目する。



「上原の分も、俺が走るし。
順位取り戻すから」



「…え」



「上原は気にすんな、休んどけ」



唐沢くんが、レーンに入った。


…うそ…。