「あー、おかえり!」
生徒席に戻って来た
山下たち。
もちろん唐沢くんも。
舞ちんが山下に駆け寄る。
「すごかった! すっごい速かったー!
唐沢も! すごいね、さすがだね!」
「まぁな! 俺だからな」
「うざーいその上から目線」
舞ちんと山下がいい感じ。
「上原も見てた?」
「え? あ、うん」
突然話を振られてびっくり。
「うちのクラス1位だよ!
山下と唐沢のおかげだね」
舞ちんが、得点表を指差す。
「ほんとだ! 6組1位だー!」
6組は、学年で1位になってた。
このままいけば、
優勝もいけるかもしれない。
