「あ、唐沢! 唐沢も6組だったのっ?」
舞ちんも自分の席に荷物を置いて、
私の席にやって来た。
舞ちんは、
山下と話していた男子に
声をかけた。
「2年生もよろしくね」
「おう」
私が1人でぽかんとしてると
舞ちんはその男子のことを
紹介してくれた。
「唐沢颯太だよ。
去年、私と同じクラスだったの
一緒に学級委員やってたんだー」
「へぇー…そうなんだ」
「上原優奈ちゃんね。
私と同じ部活なんだよ
仲良くしてあげて〜」
「よろしくね」
「…ん、よろしく」
結構おとなしめの人なのかな?
何かあんまり目を合わせてくれないな
