「あたし何番?」
山下の持っていた、走順の紙を
のぞきこんだ。
リレーの走順を決めた学活のとき
眠気に負けた私は
自分の走順も、奇数か偶数かも
前後の人が誰かも知らなかった。
「お前話聞いてなかったのかよ。
っと…上原は…あったあった。20番。」
「やったぁっ、舞ちんの前だぁー
あっりがとー」
偶数の列に並んだ。
「舞ちん、前後だー♪」
「やったー♪ がんばろーね」
後ろを向いて舞ちんとしゃべってると…
目に入って来たのは。
舞ちんの後ろに並んだ唐沢くん。
「唐沢何番?」
「24」
「お、じゃーお前の後ろだわ
俺26番」
やったぁ^^
近いじゃん。
