大好きな君に、届けるメロディ。




パタパタパタ…



誰かが走ってくる、足音。




「優奈ちゃっ……」




「っ………」





教室に入って来たのは
舞ちん。




舞ちんが目にしたのは
山下の手が私の頬に触れて
私が真っ赤になっているところで。



どう考えても、おかしいでしょ、
この図。



舞ちんも固まっているようだった。





慌てて山下の手を振り払う。




「優奈ちゃんっ?!」




私は逃げるように、教室を後にした。




別に、逃げる必要はなかったんだけど
何で逃げたのか自分でも
わからなかったけど
いろんなことがありすぎて
頭の中はとにかくパニック。



明日から、どんな顔をして
山下と会えばいいんだろう。