大好きな君に、届けるメロディ。




薄い教科書持って騒いでる男子が腹立つ。


こっちは重いの
頑張って運ぼうとしてるのに!




「はぁ…重〜」



ため息がでる。




「重いね〜。行こっ」



私たちが、学習室をでて教室に向かおうとした時。



「大丈夫?」



えっ。



「唐沢くん…」



え、何で??



「代わってあげようか」



「え、大丈夫だよ」



「俺の、超軽いから。
いいよ、代わってあげる」




私に言ってる…??



桃香ちゃんじゃなくて??



どーして私??



てゆうか何で私
こんなにパニクってるんだろ。