「やった〜〜〜舞ちん〜〜〜」
「よしよし。よかったね!
あっ、優奈ちゃん山下の斜め後ろじゃない」
「え? あっ、ほんとだ」
班は違うけど、山下が近い。
「舞ちんは?」
「あたしはちょっと離れちゃった〜。
休み時間遊びに来て?」
「えー残念! やだやだ。
絶対遊びにいく」
「あ、でもあたしが
優奈ちゃんとこ言った方がいいか!」
箱を持ってた舞ちんとしゃべってると
桃香ちゃんがくじを引く番になって。
「愛川は何番だ?」
「30ばんです」
…え。
30番って…。
私の班じゃん。
「あっ! …やったぁ♪
一番後ろだ♡」
……。
桃香ちゃんと目が合う。
「優奈ちゃん同じ班だね!
よろしくね!」
