道端で急にお姫様抱っこ。

『は、離してよぉ…』

「離さねぇっつったろ?」

妖艶な笑みを浮かべる恋兔くんに苦笑いのアタシ。

『も、もぅ…』

そんなカッコイイ顔で見つめられて、アタシはもぅお手上げだよ…。

そう諦めていると

―チュッ