心臓が飛び跳ねる。

このドキドキが聞こえちゃうんじゃないかってくらいドキドキしてる。

でも恋兔くんの言葉に返さないと。

『ただいま、恋兔くん…』

「怜央、ホントに思い出したの?」

『うん、少しだけ。でも、自分の気持ちは思い出したよ』

「怜央の…気持ち?」

アタシは今、伝えるよ…。