人を好きになるコト。

それから2人で無言のまま校門を出る。

『あ、あのね』

「うん?」

『えと、その…どっから話せばいいのかな?』

「ぷっ。俺に聞くか?」

戸惑っているアタシを横目に笑っている恋兔くん。

少し張りつめていた空気が和む。

「怜央の言葉でゆっくりでいいから、話して?」