寒い冬がすぎて、暖かい春がきた。 真新しさに身を包み、 出会いと別れに揺られるこの季節。 ふと、あの笑顔が浮かんでしまった。 ユウ…。 ニコッと笑いながら、照れ隠しなのかギュッと抱きしめてくれた。 その笑顔が、その腕が、愛しい。 もう、戻れないの? 問いかけすらできない。 澄んだ空に、私の問いかけがス―っと消えていった。