あい、してた。



その後も、親のいないときを見計らってアツシは、


 そういうコト。


 を、するために、


あたしの部屋に来るようになった。



時々、アツシが社宅の階段に座って、


あたしが学校から帰ってくるのを、待ってくれてたりもした。


アツシの部屋に入れるのが、あたしはうれしかった。



結局、あたしは二年生になるまで、


 そのコト


の意味が分からないままだった。