2階に上がる最後の二段を、勢いよく跳び上がった。 着地! した瞬間、 1階に下りようとする人とぶつかりそうになって 『すいません!!』 あたしは急ブレーキをかけて、何とかぶつからずに済んだ。 『バカ!あぶね〜!!ミハル!!』 アツシだった。 心臓が、 嫌な感じの 鼓動を、打つ。