『分かってるわよ。 もしも、の話だってば。』 何も知らないお母さんはノーテンキに笑う。 『あ、そういえば、ミハルはアツシくんの彼女って見たことある?』 ………アツシの、 −−−カノジョ…? 『…知らない。』 『お母さんも、正面から見たわけじゃないんだけどね。 おととい、アツシくんが女の子と歩いてるの、見ちゃったのよね〜。 何てゆーか、ふわ〜っとした感じのカワイイ子だったわよ。』