「…か、…るか、晴夏っ」

聞きなれた声で目を開けると目の前には白い天井。

…ここはどこ。

「晴夏、しっかりして。ここは病院だよ」

 病院…

そうだ!私は悠斗の試合を見てたんだ。

あれっ?でもなんで病院…

「はっ!悠斗は…悠斗はどこ」

「晴夏落ち着いて」

「悠斗君は今手術中なの」

すべてを思い出した…

私が病院にいる理由も…試合中に起きた事故も悠斗のことも…

「結美どうしよう。私のせい……私のせいでゆう…とが」

言いながら涙がこぼれた。