「だってさ!横田くんがだよ?今まで、あんなんだったのに…。好きになってくれるはずがない。」 摘ままれた自分の頬っぺたを撫でながら、そう言うとナオコは呆れたようにため息をついた。 「まったく。あんたって、意外と鈍感だから困るのよね。」 「えー!?私、結構敏感なほうだよ?」 「どこがよ。」