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「ねー!横田くん、」


「……。」



「さっき、ヤキモチ妬いてくれたんでしょー?」



「……。」



「もー!照れ屋さん♪横田くん大好き!」




「シーッ。」




横田くんは、私の唇に人差し指を押し当てて


「公共の場でそんなこと言わないの。」


と、ギロッと睨みを効かせた。


はい。そうです。


ここは、帰りの電車の中。


私の声が、結構大きかったらしく乗客の方たちの注目の的になっていた。