うそ・・・どうしよう。 手を離されて、口が自由になる。今だったら、嘘だって言えるのに・・・ 「君、ココロちゃんでしょ?」 「え?」 「男子の間で人気だよー。」 「は?え?私が?」 「え!?知らなかった!?」 「はい………。」 「まっ!美男美女同士、お幸せに。」 そう言って チャラ男さんは、私の頭を撫でると口笛を吹きながらどこかへ行ってしまった。 私が、冷たい王子と付き合う…?