「嫌だった?」 「ちっ違うの!!」 自分でもうまく言えないけど… 嫌なんてことは全然なくて むしろ嬉しかった。 けど、 突然過ぎて頭がついていかなかっただけ… 「ね、ぇ………い……て…」 「ん?」 キュッと陽希の制服を掴んで お願いしてみる。 「もう1回、して?」 恥ずかしさに自分でもわかるくらい 顔が熱くなる。 無反応な陽希の顔を見上げると 陽希も顔を赤くしていた。