「憂………」



「ん?」



ぎゅっ………



返事とともに感じる暖かさ。


視界が陽希で埋め尽くされる。



「は、陽希?」



「ん……?」



あたしの頭にあごを乗せて

甘えたような声を出す陽希に

胸がきゅうっとした。




「ど、どうしたの?」


「憂のこと見てたら抱きしめたくなった」



ドキッーーー