「ちゅー………かぁ……」



1人で校門を抜けようとすると



「よおっ」


「わあっ!!陽希っ!」



「遅かったな?」



「え?」



遅かった………って?



「やっぱり憂と帰りたくて

終わるの待ってた」



ドキッ…………



あたしの頭を撫でながら

嬉しそうに微笑む陽希。




待っててくれたんだ………




「まあ、暗くなってきてるし

憂1人じゃ危ないからさ」





やっぱり、陽希は優しいな………