言ってもわかんねぇよな………



けど、言わないで


このままっつーのも 無理だよな






どーしたらいいんだよ………!





「黙ってるってことは やっぱり

あたしのこと嫌いなんだぁ……!」




ぼろぽろと、大きな粒がこぼれてくる。




「陽樹のばかぁっ! 」



俺から手を離して


バタバタと走ってバタンと


大きな音を立てて部屋に


入ってしまった。