二十歳になったお前





「翔吾ぉっ…」


「戻って来てよぉ」


涙は止まることなく
自分でも何を言ってるのか
わからなくなるくらいに
翔吾の前で叫び続けた。

翔吾ママが
あたしの背中をさすってくれたようで
気づいたらあたしは、
翔吾ママに抱きついたまま、
眠ってしまったみたい。