私はそこで、こんな話を聞いた。
『亜里沙…。今まで黙っててごめん!じ、実は私も翔太くんの事…。』
え、七美⁉どういうこと…
『好きだったの‼…でも、亜里沙が好きだって言ってたから…。親友でもなかなか言い出せなくて…。グスッ…。』
七美は目に涙を浮かべながら、そういった。話を聞くに、キューピット部に行ったのは事実。
本当に流星くんの事を好きだと思わせるために…。
『亜里沙に心配掛けたくなかった…!亜里沙とはずっと楽しくしていたい。だから…!亜里沙に幸せになって欲しいから‼』
七美…私の事を思って…。
私たちは、夕陽が照らすカフェテリアで一緒に涙をうかべていた。
