「ありがとう!」


ついに蒼井くんのアドレスが、私のケイタイに……


「そんなに嬉しい?」


「うん!」


すっごく幸せだよ!


ヤバい、ニヤケそう……


「変なの(笑)じゃあな」


蒼井くんはそう言って、私の頭をポンポンとして行ってしまった。


「はわぁ……」


……はっ!


私も行かなきゃ。


歩き出し、ふと思った。


なんで急に教えて欲しいなんて……


まぁ、いっか。


私も聞きたかったし。


その夜“登録しました”とメールし、蒼井くんからもメールがきた。