『はい、自然体験までついに
2日!バスの席でも決めようか。』


わたしの指示で
みんなが自由にバスの
配置を決めていた。









私が高1の時も、


『ほら、席決めろ!』


先生の掛け声で、
皆が座席表の、貼ってある
黒板に、自分の名前を、
書いていった。



女子も男子も皆、
楽しそうに群がって話していた


ー羨ましいー

そう思わなかったかって言われたら
嘘になるけど、、、。



私は群れることなんて
必要としないから。


『羽鳥は、席きめたか?』


先生は私の席の前に来て
話しかけた。


『いえ、べつに、
余りで。』



『余り?じゃあきっと
俺の隣だな!』


先生は優しい。

先生と座りたがる女子なんて
沢山いるはず、、。


女子じゃなくたって
男子からも人気の先生。


私が孤立しないようにって、
隣に座ってくれるといってくれた。

『は?あんたの隣?』

本当は

ーありがとうー
そう言いたいのに、


うまく言えなかった私。



『まあまあ、いいじゃんか?』



『ん、まあね。』




ーーー高1 思い出ーーー