『ふはぁぁあ。』
私は職員室の机に伏せた。
『あらあら、今日もお疲れね。』
そう言ってくるのは
もちろん、
『篠崎先生ぇ〜』
『ちょっとー、私は
テスト作ってるんだから、
今日は相談乗らないわよ?』
そう言って、テストを作ってる
篠崎先生。
私は今回のテストは、
他の先生が作ってくれるから
作らないでもいいんだ♪
『じゃあ、今日は
暇なので帰ります。』
そう言って、
『お疲れ様でーす』
と言って、職員玄関に行くと
『ちーっす!』
そこにいたのは
『村上先生、、。』
こやつは、社会科教官室
にいつも居て、私にしつこい
例の男。
『今日、あるんすよ!合コン』
『あれ?確か、村上先生、
テストペーパー作るんじゃ?』
『いやっ!変わってもらったよ!
だから平気、』
そう言って無理やり私の手を引っ張る
こいつ、マジで
公務員かよ?!
そう思ったとき
『ごめんなー!羽鳥!
待ったか?』
後ろから声をかけて来たのは
私の大好きな工藤先生。
『『え?』』
私の声と村上先生の声が
不覚にも重なる。
『ごめんな?先約なんだよ
村上くん』
そう言って先生は私の手を引いた
『二人付き合ってるんすか?
工藤先生。』
村上くんが声をあげる。
『ああ。そうだよ??な?』
工藤先生は私に同意を求める。
さらりとこんな事が言えるなんて
『は、はい。』
そう言って唖然とする
村上くんを置いて私たちは
歩き出した。

