『えと!文化祭のことなんだけど!』
もう、5月中旬。
時の流れは早い。
桜も散って、
文化祭の準備が始まった頃。
『店とかさ!皆きめて?
はい、委員長、しきってー』
私の指名に委員長の
吉川さんが立ち上がり
指揮をとってくれた。
『はい、多数決の結果より
うちのクラスは、
ホットケーキ屋さん!』
吉川さんの声に
クラス全員が拍手した。
入学当時から思ってたけど
うちのクラスはまとまりがいい。
『じゃあ具体的なことなんだけど、』
はあ、なんだか眠い。
『っせ?先生?』
『っ!はい!』
やばい、私としたことが
うたた寝だなんて。
『もう、決めることは終わったんで
そろそろ掃除の時間ですよね?』
慌てて時計をみたら
もう六限も終わる頃。
『あ、そうね。』
その時
私は自分の膝に目を移し
びっくりとした。
『この膝かけ。』
私の膝の上には
生徒が膝にかけたり
イスに敷いたりするのに使う
膝かけマット、
『あ、わたしのです』
と、クラスの前列に座る
関根さんが、名乗り出た。
『え?関根さんがかけてくれたの?』
『はい、疲れてたみたいなんで』
なんて、いい子たち。
『ごめんね?ありがとう!』
そう言って膝かけを返した。
もう、5月中旬。
時の流れは早い。
桜も散って、
文化祭の準備が始まった頃。
『店とかさ!皆きめて?
はい、委員長、しきってー』
私の指名に委員長の
吉川さんが立ち上がり
指揮をとってくれた。
『はい、多数決の結果より
うちのクラスは、
ホットケーキ屋さん!』
吉川さんの声に
クラス全員が拍手した。
入学当時から思ってたけど
うちのクラスはまとまりがいい。
『じゃあ具体的なことなんだけど、』
はあ、なんだか眠い。
『っせ?先生?』
『っ!はい!』
やばい、私としたことが
うたた寝だなんて。
『もう、決めることは終わったんで
そろそろ掃除の時間ですよね?』
慌てて時計をみたら
もう六限も終わる頃。
『あ、そうね。』
その時
私は自分の膝に目を移し
びっくりとした。
『この膝かけ。』
私の膝の上には
生徒が膝にかけたり
イスに敷いたりするのに使う
膝かけマット、
『あ、わたしのです』
と、クラスの前列に座る
関根さんが、名乗り出た。
『え?関根さんがかけてくれたの?』
『はい、疲れてたみたいなんで』
なんて、いい子たち。
『ごめんね?ありがとう!』
そう言って膝かけを返した。

