『えーと、京都議定書、
これはですね。』
今日は何度、京都議定書について
説明しただろう。
わたしは一年の現代社会のクラスを
4クラス持っているが、
一日に4クラスが重なるのは
週に一度。
それが、今日。
正直同じことを一日に説明するのは
教師にとってかったるいこと。
『各国が具体的なCO2の削減目標を
たてるんです。EUですと、、』
生徒に説明していながらも、
工藤先生のことが頭に浮かぶ。
ーみっけた!ー
私が屋上にいるのを
わかってたことは
嬉しかったけど、
昔と変わってないと言われることも
嬉しかったけど、
やっぱ、昔と先生の距離は
ちっとも変わらないのかな?
そう思うと辛かった。
ーあれ、私お弁当、、。ー
その時私はお弁当箱を
屋上においてきてしまったこと、
屋上の鍵も閉めずに
橋本くんのところへ
向かったことを思い出した。
やばい、
私、お弁当広げっぱなしだし、、。
『っ先生!先生?』
『んへ?はい?』
一人の生徒が、何度もわたしを
よんでたみたいで、
不愉快そうに、私をみてきた。
『先生!手が止まってます!』
やば、私ったら
説明しながら書いてたつもりが、
途中で説明も板書もとまってたみたい。
『あ、ごめんなさい?』
私がそういうと
少し生徒はざわついたものの
許してくれたみたい。
これはですね。』
今日は何度、京都議定書について
説明しただろう。
わたしは一年の現代社会のクラスを
4クラス持っているが、
一日に4クラスが重なるのは
週に一度。
それが、今日。
正直同じことを一日に説明するのは
教師にとってかったるいこと。
『各国が具体的なCO2の削減目標を
たてるんです。EUですと、、』
生徒に説明していながらも、
工藤先生のことが頭に浮かぶ。
ーみっけた!ー
私が屋上にいるのを
わかってたことは
嬉しかったけど、
昔と変わってないと言われることも
嬉しかったけど、
やっぱ、昔と先生の距離は
ちっとも変わらないのかな?
そう思うと辛かった。
ーあれ、私お弁当、、。ー
その時私はお弁当箱を
屋上においてきてしまったこと、
屋上の鍵も閉めずに
橋本くんのところへ
向かったことを思い出した。
やばい、
私、お弁当広げっぱなしだし、、。
『っ先生!先生?』
『んへ?はい?』
一人の生徒が、何度もわたしを
よんでたみたいで、
不愉快そうに、私をみてきた。
『先生!手が止まってます!』
やば、私ったら
説明しながら書いてたつもりが、
途中で説明も板書もとまってたみたい。
『あ、ごめんなさい?』
私がそういうと
少し生徒はざわついたものの
許してくれたみたい。

