その日の一時間目は、
授業が入ってないから、
二時間目に使うプリントを
刷るために、印刷室に
いった。
すると
『あっ、』
私は工藤先生にきづき
おじきをする。
『おう、羽鳥!
おまえっ、おじぎなんて
できるようになったんだもんな。』
先生は暖かい目で言った。
『人は変われるから。』
『そうだな。』
ー人は変われるからー
覚えてる?先生、
これは貴方が私に
あの時言った言葉。
先生は 印刷室に
あった椅子に腰掛けた。
わたしも、先生に招かれ
もう一つの椅子に座った。
『どうよ?教師。』
『んー、大変ですよ。
クラスにお調子者がいて』
私が 溜息をついて言うと
先生はくっくと、笑って
『お調子者ー?そんなの可愛いよ。
お前みたいな、犯行的な生徒が
居ないならな』
『先生?過去ですよ。』
『あはは!そおだよな。
俺はもう、お前には
散々参らせられたよ!』
『反省してます。』
そんな他愛も無い会話が
続いた。
ー先生、まだ好きだよ?ー

