先生に逢いに行く。

『んんー、おいひぃ』

篠崎先生は満足げに私の
手料理を食べてくれた。



食べ終わり、食器も片付けた。


『なんで羽鳥さんは先生になったの?』

篠崎先生は私に聞いてきた。

ー羽鳥はなんで、先生になった?ー

工藤先生と同じこと聞かれた。


『工藤先生のようになりたくて。』


私は篠崎先生をまっすぐ見て答えた。

『ちょっと!そこは
世当たりでも、篠崎先生のようにって
言いなさいな!』

篠崎先生は笑いながら言った。

『ははっ!すいませっ』

わたしも笑って謝った。


『で?工藤くんのどんなところに
ひかれたの?』



『っぷ!え?!』

おもわず、のんでいたお茶を
吹き出しそうになった。


惹かれたって。

好きなんで言ったっけ???


『だーかーら、工藤くんに憧れて
教師になったわけでしょ?
どこに憧れたの?ってこと!』


私ったら早とちり?

惹かれたって
恋してる方のことだと、、。


『真っ直ぐなところです。』

『へぇ。』

『私は高校の時、、、、。