今から、6年前―――。
私は、佑季と初めて出会ったの。
とっても優しそうな笑顔で。
財閥という地位に囚われてないんだなって。
話しかけたかったけど、
ライバルって幼いころから
これだけはきつく言われてたから。。
でも、ちょっとたった頃に
「華月ちゃんだよね?
 ね、暇でしょ?外であそぼ??」
「!!!うん!」

で、その日はそれで終わったの。
でも、次、いつ会えるか
わからないから、佑季…。

指輪くれたの。

―――またいつか会えますようにって。


それでね、それから2年後の10歳…
…小学校4年生の時―――。

会ったの。また。

そのとき、大人になったら結婚しようって
約束したの。
まさに、子供って感じねww

そのとき、

「ゆーきーぃ!!
 あそぼーよぉ♪
 …誰ぇ?その人ぉ?」
「え?あ、うん。
 なんでもないよ。
 すぐ行く。」

「誰?」
「あいつは俺のな…え?!」


「華月??!
 なんで逃げるの!?
 最後まできーて!!」
「…っっ。」

私は走って逃げた。
しばらくしたところの
海に指輪を投げ捨てた。
佑季にとって私はそんな価値だと思った。